神戸うまいにぎり寿司 安いにぎり寿司 権太呂すし料理長日記

今日は何食べよ
神戸を中心に安くてうまいにぎり寿司を提供し続ける権太呂すしのお知らせや出来事などなど

最近に見る居酒屋、飲食店

最近は浜焼きなる卓上焼台で海産物を自分で調理する海鮮居酒屋が多くなっている。

お客さんに焼かせるほどリスクが高いものはないと常々思っている。

なぜなら半生で食してしまう可能性があり、場合によっては食中毒事故に繋がる可能性がある。

お腹ピーピーくらいならまだ幸いかもしれない。

中にはこれでもかというくらい焼いている方もいるがそんな方は別として、「新鮮だから」という前提で食に過信するお客様も少なくない。


昔、富山を中心にチェーン展開してる焼肉屋の激安ユッケをたべた食中毒事故。死者を出した最悪のパターン。

「そんな安いユッケ食べるからや」と言う人もいるが、基本は飲食店の提供される料理を信頼しているお客様があるということ。当たり前のことですが。


だからこそ料理の世界には〝職人〟と呼ばれる〝プロ〟が存在する。

彼らは自分の実戦経験に基づいて食材の状況を判断し調理し提供する。季節によって調理方法が異なることもある。食材それぞれに調理法や味付けが異なる。家庭料理と違うのはそこだと思う。

私の経験上いいかげんな職人も存在するがw

飲食店の多様化、チェーン展開化によって、ろくな知識もない人間が調理している場合がある。お客さんからすればカウンターひとつ入っている従業員は〝プロ〟とみている。


最初の話題に戻るが焼肉、浜焼きに留まらず、鶏や豚の焼肉も存在する。

問題なのは同じ肉でも刺身のように生で食べれる食材と、焼くなどの加熱しないと食べれない食材があるということ。

昔、家で豚のしゃぶしゃぶなんかしてると「豚肉はしっかり火を通して食べなさい」と親に言われたものです。なぜなんだかわからなくてもそれが頭に残って、料理の仕事をしなくても知っていることでしょう。

豚肉は細菌や寄生虫が多く、残りやすいためしっかり加熱調理しなければなりません。

超素人なパターンは「前にレア焼きの焼鳥を食べてうまかったから鶏はレア焼きに限る」といって十分な加熱調理をしなければならない鶏肉を半生で焼いて食べてしまうパターン。

そんなん、ないない‼︎と思われる方もいらっしゃると思いますが、例に出した鶏肉は別として、こんなニュアンスで捉える方意外に多いんですよ。


一見、生でたべれそうな海産物でも刺身用、加熱用ときちんとあります。

お客さんが調理するお店。普段と違うスタイルが楽しく子供なんかも絶対喜びそうです。これからどんどん増えていくでしょう。

しかし〝焼く〟という簡単そうで意外に難しい調理。提供する側も、される側もきっちりした知識をもたなければなりません。

そのうち寿司もお客さんに握らせるようになったりしてw


今日は私見でした。