神戸うまいにぎり寿司 安いにぎり寿司 権太呂すし料理長日記

今日は何食べよ
神戸を中心に安くてうまいにぎり寿司を提供し続ける権太呂すしのお知らせや出来事などなど

寿司

〝寿司〟と検索してみるとトップから3つくらいまで「くら寿司」がでてくる。

有名な回転すし店です。

そのくら寿司が糖質オフシリーズなる商品を販売したみたいだ。

内容というのが

●シャリをなくしてレタスの上にネタを置いた状態。焼肉を野菜で巻くような感じ。

●シャリプチといってシャリ(ごはん)の量が半分くらい。

●ラーメンの麺なしで代わりに野菜がたっぷり。

間違ってたらごめんなさい。

それをやり始めた動機というのが店内で飲食されたお客さんの中ににぎりのシャリを残すのが目立ったためだという。

お腹いっぱいで食べられないのか、ダイエットでごはんを残したのか。


本来、寿司屋には〝シャリコマ〟という言葉があり注文時に、にぎりのごはんの量を少なくしてもらうことを指す。

シャリコマを頼むときの動機として、もともと握るシャリの量が多い店とか、いろんなネタを食べたい年配層に多い。くら寿司でいうシャリプチと同義である。

シャリがないのは刺身や小鉢を指す。

新しい呼び方に寿司屋も変わったもんだと古臭く思うのである。

これが定着した人間はちょっと格式の高い寿司屋にいって、

「まぐろ、シャリプチで」てな注文がいつの日か聞けるかもしれない。


寿司は日本のファーストフードとして世界に発信されている。その一躍を担っているのが回転すし店であるのは間違いない。

日本人の若い世代なんか寿司といえば回転すしをイメージするのがほとんどだろう。

ふつうの寿司屋、回らない寿司屋と言ったらいいのか、そこに行く機会が少ないのか、値段が高いとか、敷居が高いのかもしれない。値段のない寿司屋なんて行ったらガクガクブルブルであるw

またはカウンターの職人と向かい合って食べるのが邪魔くさいと思う人がいるかもしれない。


要は、丸めたすし飯の上にマグロやサーモン、タイ、ハマチといったネタが乗っていればにぎり寿司なわけだから。握ってなくてもw

しかも回転すしはだいたい一人前100円(税抜)とお手軽で安心価格。


にぎり寿司の伝統や理念を語って、まともに聞いてくれるのは日本ファンの外国人くらいかもしれない。日本人のほうが自国の文化に疎くなっている傾向があるかもしれない。

権太呂すし北野坂店にも年配のお客さんから学生、外国人まで幅広く来店される。

学生がカウンターに座ってペチャクチャお話して、すしの写メ撮って「寿司屋ナウ」てなことだろう。

日本の食文化として、ファーストフードとしての〝寿司〟

今後どのような発展を遂げるのだろうか。寿司に携わる人間としてふと思うこの頃である。